「ストレージがいっぱいです」と出るたびに、何を消せばいいのか分からず手が止まる。そんな経験はないでしょうか。
当社では、Macの掃除をAIのClaude Code(クロードコード)に頼んでいます。この記事では、その手順をまとめます。2026年10月時点の内容です。
先に要点を3つ挙げます。
- 頼むのは1文で足ります。 前回までの決まりを、AIが引き継ぎメモに残しているからです。
- AIの作業の約9割は「測る」ことです。 消す・移す操作は約1割で、残りは大きさと、使用中かどうかの確認でした。
- 捨てると決めるのは人です。 AIが移すのはゴミ箱まで。ゴミ箱を空にするのは人がします。
Macの容量を空ける手順は「倉庫の棚卸し」
パソコンの保存場所を、倉庫にたとえます。
Macにも標準の「ストレージ」の画面があり、大きなファイルや使わないアプリを探せます。ただ、どの種類にも入らないファイルは「システムデータ」という1つの箱にまとめて表示され、中身までは分かりません。当社のMacでは、使っている量の約4割がこの箱でした。
Claude Codeは、パソコンの中のファイルを読み、コマンドを実行できるAIです。公式の説明でも、ファイルを読み取り、コマンドを実行する道具とされています。そこで、箱の中を1つずつ測って棚卸し表を作る「倉庫番」を任せます。何を捨てるかを決めるのは、店主である人です。
掃除の手順:6つの段階と頼み方

当社の頼み方は、たとえば次の1文です。
PCのストレージの
掃除をして欲しい。これで進むのは、何を消さないか、使用中かどうかの見分け方、前回つまずいた所を、AIが「メモリ」という引き継ぎメモに残しているからです。仕組みはClaude Codeのメモリとはで紹介しています。
初めて頼むときは、決まりも書き添えます。
容量を空けたい。
消す前に候補を
大きさと一緒に
一覧で見せて。
使用中の物は外し、
移すのはゴミ箱まで。AIはまず、中身を変えない「見るだけ」のコマンドで、どこが場所を取っているかを測ります。
df -h /
du -sh ~/* | sort -h棚卸し表には、候補ごとに次の3つを書かせます。
- 大きさ(実際に空く量)
- それが何か
- 消したら困ること、戻し方(「次に使うとき自動で作り直される」など)
迷うものは、AIが選択肢にして聞いてきます。人は、その中から捨ててよいものを選びます。作り直せて何日も使われていない物は、決まりにしたがって先にゴミ箱へ移すこともあります。どちらも、ゴミ箱を空にするまでは元に戻せます。
最後に人がゴミ箱を空にし、AIが空きを測り直して終わりです。
当社の実例:10日ほどで、また埋まる

当社のMacは、9月中旬から10月中旬まで、1週間前後おきに掃除を頼んでいました。
- 掃除の前の空きは、グラフのどの回も3%を切っていました。 掃除のあとは1〜2割台まで戻りましたが、7〜10日でまた3%を切りました。
- 場所を取っていたのは、AIが作った作業の写しでした。 アプリを組み立てる途中のファイルで、作り直せる物です。AIに並行して仕事を任せるほど増えます。
- AIが打ったコマンドの約9割は、測る・確かめるだけのものでした。 掃除の時間の大半は、本当に消してよいかの確認に使われています。
掃除でつまずいた、3つのこと
- 作業くずの中に、完成品が混ざっていました。 組み立て途中のファイルの置き場に、ストアに出したアプリの最終ファイルが入っていた回がありました。いまは、移す前に完成品だけを取り出して、元の場所に残させています。
- 「外したはず」が効いていませんでした。 使用中のフォルダを候補から外す決まりが、日本語の名前のフォルダにだけ効いていなかった回がありました。移す前の見直しで気づき、直しました。いまは決まりを信じきらず、移す前の一覧を毎回見ます。
- 掃除が、別の会話と重なりました。 同じ時間に、別の会話のAIも掃除をしていたことがあります。空きの数字が、こちらの作業と合わなくなりました。いまは掃除を1つの会話でだけ頼み、数字が合わないときは、ほかの会話を先に疑います。
よくある質問
Macの標準の画面だけでは足りませんか?
写真や書類、使わないアプリが場所を取っているなら、標準の画面で足ります。Appleも、大きなファイルの整理やゴミ箱の自動消去を案内しています。AIが役に立つのは、システムデータの中身や、作業中かどうかの見分けが要るときです。
どのくらいの間隔で掃除すればいいですか?
使い方で変わります。当社のように、AIに作業を並べて任せていると、10日ほどで埋まることがありました。まず一度掃除して、空きがどの速さで減るかを見てから、間隔を決めると無理がありません。
まとめ
Macの容量不足は、AIに測らせ、棚卸し表を作らせ、人が選ぶ流れで片づけられます。頼むのは1文でも、決まりと前回の記録をAIに持たせておくことが前提です。重さの原因の見分け方は、パソコンが重い原因は「作業台」と「倉庫」で紹介しています。
当社では、AIを業務に組み込むときの、こうした運用の決まりづくりも含めて支援しています。詳しくはAIエージェント開発・AI受託開発をご覧ください。
この記事の作り方
この記事の下書きと図は、AI(Claude Code)が作りました。割合は、当社が掃除を頼んだ会話の記録と、そのとき測った空き容量から計算したものです。人は、内容の確認と公開の判断をしました。AIで書いた記事についての当社の考え方は、AIが書いた記事はGoogleに評価される?にまとめています。



