技術記事ぎじゅつの きじ

Claude Codeは非エンジニアでも使える?記事1本をAIに任せた実例

エンジニアでなくても、Claude Codeに仕事を任せられるのか。技術記事1本の調査から公開までをAIに任せた当社の実例をもとに、人が判断したこと、つまずいた点、任せる前に決めておくことを、専門用語を使わずに紹介します。

公開こうかい

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Claude Code(クロードコード)は、エンジニア向けの道具だと思われがちです。でも中身は、パソコンの中で実際に作業を進めてくれるAIです。調べものや文書づくりなど、開発以外の仕事にも使えます。当社では、この技術ブログの記事1本をAIに任せ、お願いから約40分で公開しました。人がしたのは、最初のお願いと、途中の3つの判断です。この記事では、その流れと、任せる前に決めておくことを紹介します。

先に要点を3つ挙げます。

  • Claude Codeは「作業するAI」です。 答えを返すだけでなく、調べて、書いて、確かめるところまで進めます。
  • 人は「お願い」と「判断」に集中できます。 今回も、公開のような大事な操作の前には、AIが人に確かめました。
  • 任せる前に決めておくことがあります。 自分で決めること、確かめ方、記録の残し方などです。

Claude Codeとは:話すAIではなく、作業するAI

ひとことで言うと、「頼んだ仕事を、パソコンの中で進めてくれるAI」です。AIのClaudeを開発している、Anthropic(アンソロピック)という会社のサービスです。

よく知られているチャットのAIとの違いは、次のとおりです。

項目チャットのAIClaude Code
できること質問に答える、文章を下書きする調べる、ファイルを作る・直す、画面を操作する
結果の受け取り方答えをコピーして、自分で使うできあがったものと、やったことの報告を受け取る
向いている頼み方「〜について教えて」「〜を調べて、まとめて、ここに保存して」

たとえるなら、チャットのAIは、電話で相談に乗ってくれる物知りな人です。Claude Codeは、隣の席で実際に手を動かしてくれる新人のアシスタントです。そう設定しておけば、大事なことを決める前に、あなたに声をかけてくれます。

名前の「Code(コード)」は、プログラムのことです。もとは開発者向けの道具ですが、今はパソコン用のアプリから使えます。黒い画面(ターミナル)を開く必要はなく、お願いも日本語で書けます。

実例:技術記事を1本、AIに任せてみた

2026年9月25日、当社の代表がClaude Codeに出したお願いは、おおよそ次のとおりでした。

新しい記事を1本書いて。
Claude Code の
クラウドセッションについて。
クレジットの付与条件も入れて。
検索から読まれるように工夫して。

できあがったのが、Claude Codeのクラウドセッションの解説記事です。

AIが進めたこと

作業の記録に残っている時刻をもとに、流れを並べます。

時刻AIが進めたこと
16:15お願いを受けて、社内のタスク管理ツールに作業の記録を作る
16:15〜16:40公式の説明書と発表を読む。ほかの会社の記事と、検索のされ方も調べる(3つの調べものを同時に進める)
〜16:45約1万字の原稿を書く。パソコンとスマホで、見え方を確かめる
16:48人に3つのことを確かめる
16:51〜16:57当社の文書管理サービス「Library」に登録して公開し、本番のページを確かめる

お願いから公開まで、約40分でした。調べもの、執筆、確認をすべて含めた時間です。原稿は、当社の文書管理サービスLibraryで管理しています。

人がしたこと

人がしたのは、最初のお願いと、途中で聞かれた3つの判断です。

  1. 記事をどの方法で登録するか
  2. 確認が済んだら、公開まで進めてよいか
  3. どのページに記事を載せるか

どれも、AIが選択肢と理由を並べてくれたので、人は選ぶだけで済みました。公開のあとも、人の指示で2つの作業を進めました。ひとつは、検索エンジン(Google)に新しいページを知らせる作業です。もうひとつは、そのための許可を同僚に頼む連絡です。

うまくいかなかったことと、その直し方

AIに任せても、すべてが一度でうまくいったわけではありません。つまずいたのは、次の4か所です。

起きたことどう直したか
調べた情報に、公式でないブログの内容が混ざっていた公式の発表と照らし合わせ、確かめられたことだけを書いた
文書管理サービスへの自動登録が「許可がない」と断られたAIが別の方法(ブラウザを使った登録)を提案し、人が選んだ
検索エンジンの管理画面に入る許可がなかったAIが同僚への依頼文を作り、人の指示で送った。同僚が許可を追加して解決した
タイトルの入力欄に、前の文字が残ったAIが自分で気づいて、入れ直した

大事なのは、AIがつまずいたことを隠さずに報告し、次の手を提案してくれたことです。人は、その報告を読んで選ぶだけで済みました。

非エンジニアが任せる前に決めておくこと

AIに仕事を任せるときは、次の5つを先に決めておくと、あとがラクです。

  1. 自分で決めることを決める。 公開、送信、支払いのように取り消しにくい操作は、人が決めます。
  2. 確かめ方を決める。 「公式の情報で確かめて」「スマホでの見え方も見て」のように、確かめ方もお願いに書きます。
  3. 記録を残させる。 何をしたかを、あとから追えるようにします。当社では、AIの作業をタスク管理ツールに記録させています。
  4. 触ってよい範囲を決める。 作業するフォルダや、つなぐサービスを絞ります。
  5. 小さく始める。 まずは1つの作業から任せて、慣れてから広げます。

Claude Codeのアプリには、AIがどこまで自分で進めるかを選ぶ設定があります。はじめは「Manual」を選ぶと安心です。ファイルを変える前や、何かを実行する前に、毎回あなたに確かめてくれます。作業の途中で止めることもできます。

向いている仕事、人が決めた方がよい仕事

向いている仕事人が決めた方がよい仕事
調べて、要点をまとめる公開するか、送るかの最終判断
文章や資料の下書きを作るお金の支払いや契約
ファイルの整理や名前の付け替え社内の人しか知らない事情が絡む判断
決まった手順の作業のくり返し相手への配慮が要る連絡の最終確認
作業の記録を残すできあがったものが正しいかの最終確認

始め方:やることは4つ

  1. Claudeの有料プラン(Pro以上)に申し込みます。Proは月20ドル(税別)で、年払いなら月17ドル相当です。無料プランでは使えません。
  2. パソコン用のClaudeアプリを入れます(MacとWindowsに対応)。
  3. アプリ上部の「Code」タブを開き、作業に使うフォルダを選びます。
  4. やってほしいことを、日本語で書きます。

最初のお願いは、失敗しても困らない、小さな作業がおすすめです。たとえば、次のような頼み方です。

このフォルダの請求書のPDFを、
月ごとのフォルダに分けて。
動かす前に、分け方の案を見せて。

「〜の前に、案を見せて」と書き添えると、勝手に進めず、先に確認してくれます。

アプリには「Chat」「Cowork」「Code」の3つのタブがあります。この記事で使ったのは、パソコンの中のファイルを直接扱える「Code」です。

よくある質問

プログラミングの知識は必要ですか

お願いするだけなら、必要ありません。日本語で頼めば、AIが必要な作業を進めます。ただし、つなぎたいサービス(メールやタスク管理など)の許可は、最初に一度設定が必要です。

料金はいくらですか

Claudeの有料プランに含まれています。個人向けのProプランは、月20ドル(税別)からです。無料プランでは使えません。

AIが間違えることはありますか

あります。AIは、自信があるように見えて間違えることがあります。だから「確かめ方」と「人が決めること」を先に決めておきます。今回も、公式でない情報が混ざったのを、公式の発表で確かめ直しました。

会社の情報を扱っても大丈夫ですか

会社の決まり(情報の扱い方)を先に確認してください。チームや企業向けのプランには、管理者が使い方を決められる設定があります。

ChatGPTなどのチャットのAIと、何が違いますか

チャットのAIは、答えを返してくれます。Claude Codeは、答えをもとに、実際の作業まで進めてくれます。

まとめ

Claude Codeは、エンジニアでなくても、仕事を任せる相手として使えます。大事なのは、AIの腕前よりも任せ方です。自分で決めることと、確かめ方を先に決めておけば、人は判断に集中できます。

当社では、こうした「AIに仕事を任せる仕組み」を、お客様の業務に合わせて作る開発も行っています。詳しくはAIエージェント開発・AI受託開発をご覧ください。パソコンを閉じても作業を続けてもらう方法は、クラウドセッションの記事にまとめています。

参照した公開情報

2026年9月25日に確認した内容です。料金や機能は変わることがあるため、最新の情報は公式の案内で確認してください。

この記事の本文は、当社が開発・運用する文書管理サービスLibraryで管理しています。この きじの ぶんは、わたしたちが つくっている Library という ぶんしょの サービスで かんりしています。 Libraryの原文を開くLibraryの もとの ぶんを みる

相談そうだん

この記事のテーマで、開発を相談する。この きじの テーマで、かいはつを そうだんする。

記事で扱った構成や設計は、ソリューション事業部が実際の案件で使っているものです。同じ課題をお持ちでしたら、業務整理から一緒に進めます。きじに かいた つくりかたは、じっさいの しごとで つかっている ものです。おなじ こまりごとが あれば、いっしょに すすめます。

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