AIに長い作業を頼んだまま、外出の時間になった。移動中に「次はこれを」と頼めたら、帰ってから待たずにすみます。
この記事では、Claude Code(クロードコード)のリモートコントロールの仕組みと、当社での使い方、つまずいたことを紹介します。
先に要点を3つ挙げます。
- スマホは「窓」です。 仕事は会社のパソコンの上で進み、スマホからはそれを見て、続きを頼めます。
- 当社では、ほぼすべての会話で窓を開けています。 最初から開く設定にして、外出先から返事ができるようにしました。
- パソコンが眠ると、窓の向こうも止まります。 外出前の準備が要ります。
Claude Codeのリモートコントロールとは:パソコンをのぞく窓
たとえるなら、事務所の机をのぞく「窓」です。AIは、事務所に置いたパソコンの上で、いつもどおり仕事を続けます。スマホやほかのパソコンのブラウザは、その机をのぞく窓になります。窓ごしに作業の様子を見て、声をかけて続きを頼めます。
公式の説明では、スマホやブラウザは手元の会話への窓で、パソコンの電源を入れたまま、Claude Codeを動かしておく必要がある、とされています。
以前の記事で紹介したクラウドセッションは、AIの机ごと外の建物に置く方法でした。リモートコントロールは、机は事務所のまま。社内のファイルや、つないだ道具を、そのまま使えるのが違いです。
使い方:窓を開けて、スマホから頼む

窓を開けるには、Claude Codeの入力欄に次の一言を入れます。
/remote-control設定で、新しい会話を最初から窓つきにすることもできます。あとはスマホのClaudeのアプリか、ブラウザで同じ会話を開き、ふつうの言葉で頼みます。
さっきの続きを
お願いします。
終わったら
スマホに知らせて。公式の説明では、長い作業が終わったときや、AIが判断を求めるときに、スマホへ通知を送れます。写真やファイルを、スマホから渡すこともできます。
当社の実例:ほぼすべての会話で窓を開けている
当社では9月下旬から、すべての会話を最初から窓つきにしています。外出中でも、AIからの確認に返事ができるようにするためです。会話の記録を調べると、その前後で次のように変わりました。

- 設定の前は、約6割でした。 気づいたときに、その都度開けていました。開け忘れた会話には、外から返事ができません。
- 設定のあとは、9割5分ほどです。 外出先でも、ほぼすべての会話に返事ができます。
- 毎日の記事の下書きも、窓から読めます。 予約で動く会話の報告を、移動中に確かめられるようにしています。
使ってわかった注意
- パソコンが眠ると、止まります。 公式の説明では、パソコンが目を覚ませば、つながり直します。ただ、眠っているあいだ、AIの仕事は進みません。当社では、ふたを閉じても眠らない道具を入れ、外出前にスイッチを入れています。入れ忘れると、外からは何もできません。パソコンの重さの話はパソコンが重い原因にも書きました。
- 止まっている会話には、あとから窓を開けられません。 設定を変えたとき、すでに止まっていた会話は、窓をつなげませんでした。一度ひと言送って動かしてから、開けています。そのぶん、使用量もかかりました。また、窓が閉じた会話では、AIからスマホへの知らせが届かなかった記録も残っていました。
- 窓は、会社のパソコンを動かす力を持ちます。 スマホを手にした人が、会社のパソコンのAIに指示できるということです。スマホには必ず鍵をかけます。公式には、登録した端末だけに窓を許す設定もあります。当社では、公開や送信の前は人の了承を待つ決まりにしています。くわしくはAIのミスを防ぐにはにまとめました。
よくある質問
パソコンの電源を切っても使えますか
使えません。仕事はパソコンの上で進むため、電源を入れ、Claude Codeを動かしたままにしておく必要があります。パソコンを閉じても進めたい作業は、外の建物で動くクラウドセッションが向いています。
会話の中身は、どこを通りますか
公式の説明では、通信はAnthropic(アンスロピック)の仕組みを暗号化して通ります。パソコン側から外へつなぐだけで、外から入る口は開けません。窓を開けているあいだ、会話の記録はAnthropicの側にも置かれます。ファイルの読み書きや作業そのものは、パソコンの上に残ります。
まとめ
Claude Codeのリモートコントロールは、会社のパソコンで動くAIに、スマホの窓から続きを頼む仕組みです。机は事務所のまま、外から声をかけられます。外出前にパソコンを眠らせない、スマホに鍵をかける。この2つを決めておくと、安心して使えます。
当社では、AIに任せる仕事の分け方や、外から確かめる流れづくりから、AIを業務に組み込む開発を行っています。詳しくはAIエージェント開発・AI受託開発をご覧ください。
この記事の作り方
この記事の下書きと図は、AI(Claude Code)が作りました。割合は、当社の会話の記録を調べたものです。人は、内容の確認と公開の判断をしました。AIで書いた記事についての当社の考え方は、AIが書いた記事はGoogleに評価される?にまとめています。



