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Claude Codeのルーティン(定期実行)とは|AIに決まった時刻の仕事を任せる仕組みと実例

Claude Codeのルーティンやスケジュールタスクは、決まった時刻にAIが自分で動き出す「予約」の仕組みです。動く場所の違い、当社で動かしている3つの型、許可待ちで約2時間止まった失敗、指示文の書き方をまとめます。

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Claude Code(クロードコード)は、ふだん、人が話しかけたときに動きます。けれども仕事には、「毎朝」「毎週月曜」「期限が過ぎたら」のように、時刻で決まるものがあります。そのたびに人が頼んでいると、頼み忘れが起きます。そこで使うのが、ルーティンやスケジュールタスクです。時刻が来ると、AIが自分で動き出します。

この記事では、この仕組みをまとめて「予約」と呼びます。当社で実際に動かしている予約を例に、仕組みと使い道、使ってわかった注意点を紹介します。

先に要点を3つ挙げます。

  • 予約は、AIの「当番表」です。 時刻が来ると、新しい会話が自動で始まり、決めておいた仕事をします。
  • 動く場所は3つあります。 クラウド、自分のパソコン、開いている会話の中です。パソコンを閉じると、動かないものがあります。
  • 当番のAIのそばに、人はいません。 当社は、指示文に「読むだけ」「異常のときだけ知らせる」「変える前に了承を得る」と書いています。

Claude Codeのルーティンとは:AIの当番表

たとえるなら、職場の当番表です。「毎朝8時半に見回り」「月曜10時に集計」と、時刻と仕事を書いておきます。時刻が来ると、当番が出てきて、申し送りを読み、仕事をして、報告を残します。

Claude Codeの予約では、当番をつとめるのがAIです。申し送りにあたるのが、予約に書いておく「指示文」です。

これまでの記事で紹介した4つと並べます。

たとえ役割
スキル仕事の手引きやり方をそろえる
メモリ引き継ぎメモ事情を引き継ぐ
フック出口の確認係やり忘れを防ぐ
サブエージェント助手仕事を分ける
ルーティン当番表時刻で動かす

それぞれ、スキル、メモリ、フック、サブエージェントの記事で紹介しています。

動く場所は3つ:クラウド・パソコン・会話の中

公式の説明では、予約のしかたは3つあります。動く場所によって、呼び名が変わります。

予約が動く3つの場所。ルーティンはクラウドで動き、パソコンを閉じても動く。スケジュールタスクは自分のパソコンで動き、パソコンを閉じると動かない。/loop(ループ)は開いている会話の中で動き、会話を閉じると止まる。

呼び名動く場所パソコンを閉じると
ルーティンクラウド動く
スケジュールタスク自分のパソコン動かない
/loop(ループ)開いている会話の中止まる
  • ルーティンは、Claudeを作るAnthropic(アンソロピック)社のクラウドで動きます。パソコンの電源が切れていても動きます。そのかわり、手元のファイルは使えません。間隔は、最短で1時間です。2026年10月の時点では、試験的な提供とされています。
  • スケジュールタスクは、自分のパソコンで動きます。手元のファイルや道具を、そのまま使えます。アプリが開いていて、パソコンが起きているときだけ動きます。
  • /loopは、いまの会話の中で、同じ確認をくり返します。「この作業が終わったら教えて」のような、短い見張りに向きます。くり返しの予約は、7日たつと自動で消えます。

デスクトップアプリでは、ルーティンとスケジュールタスクを、同じ「Routines(ルーティン)」の画面で作ります。会話の中で頼んでも作れます。たとえば、次のように頼みます。

毎朝8時半に、
申し込みフォームを
点検してください。
読むだけにして、
異常のときだけ
知らせてください。

仕組み:時刻が来ると、新しい会話が始まる

予約の流れ。1 人が、仕事と時刻を決めて、予約を作る。指示文が保存される。2 時刻が来る。3 新しい会話が自動で始まる。当番のAIは、それまでの会話を知らず、指示文だけを読む。4 当番のAIが作業をする。人はその場にいない。5 通知と報告が残り、人があとで読む。

大事な点が2つあります。

1つめは、時刻が来て始まるのは、新しい会話だということです。 予約を作ったときの会話は、引き継がれません。当番のAIが読めるのは、指示文だけです。

2つめは、人がその場にいないことです。 当社の記録を見ると、予約から始まった会話の冒頭には、注意書きが自動で付いていました。「これは自動の実行で、質問に答える人はいない。書きこむ操作は、指示文が求めるときだけ行う」という内容です。AIは、聞き返さずに進めます。

時刻は、少しずれます。公式の説明では、通信が集中しないように、予約ごとに決まった幅だけ遅らせる、とあります。当社の毎朝の点検は、8時30分と決めましたが、8時44分ごろに動きます。

当社の実例:3つの型

当社の会話の記録を、約2週間ぶん調べました。予約を作った会話は、AIが動いた会話の約2%です。数は多くありません。ただ、使う場面は、はっきり3つに分かれました。

当社で動かしている予約の3つの型。毎朝の点検:申し込みフォームが送れる状態かを読むだけで確かめ、異常のときだけ知らせる。毎週の見直し:検索から来た人の数を前の週と比べて報告し、書きこむのは記録のファイル1か所だけ。期限のあとの手直し:期限つきの情報を載せた記事を直す案を作り、公開中のページを書きかえるのは人が了承してから。

  • 毎朝の点検。 広告用のページの申し込みフォームが、送れる状態かを確かめます。きっかけは、10月のはじめの出来事です。フォームの設定が変わり、申し込みが送れなくなっていました。広告を出す前のテストで気づいて直し、そのあと、点検を予約しました。問題がなければ、「問題なし」と1行だけ残して終わります。通知も送りません。初回は、20秒ほどで終わりました。
  • 毎週の見直し。 毎週月曜に、検索から自社サイトに来た人の数を、前の週と比べて報告します。書きこんでよいのは、記録用のファイル1か所だけです。
  • 期限のあとの手直し。 期限つきの情報を載せた記事があります。期限が過ぎると、記事は古くなります。そこで、期限の30分後に「直す案を作る」予約を入れてあります。公開中のページを書きかえるのは、人が了承してからです。

会話の中の見張りも使いました。別のAIに任せた作業が終わったら知らせるよう、15分おきの確認を頼んだものです。1回目の確認で終わっていたので、AIは結果を報告し、見張りを自分で取り消しました。

指示文の骨組みは、次のような形です。

毎朝の点検です。

やること:
フォームを読んで
確かめる
問題なし:
1行で報告。通知なし
異常あり:
通知して、直し方を
書く
しないこと:
設定の変更、
テスト送信

当社の指示文は、短いもので約1,600字、長いもので約3,100字あります。背景、見る場所、報告の形まで書くと、この長さになります。

使ってわかった注意

  1. 許可待ちで止まります。 当社の毎週の見直しは、月曜の10時3分に動き出しました。ところが、報告が出たのは約2時間後です。記録を見ると、動き出してすぐの操作で止まっていました。「実行してよいですか」の確認に、人が気づくまで待っていたとみられます。作業そのものは、5分ほどです。公式の説明は、予約を作ったらすぐ一度動かし、出てきた確認に「常に許可」を選ぶよう勧めています。当社はこれを飛ばしていて、2週続けて同じ止まり方をしました。
  2. パソコンが寝ていると、動きません。 スケジュールタスクは、寝ているあいだの分を飛ばします。起きたときに、いちばん新しい1回分だけを、追いかけて動かします。公式の説明にも、朝9時の予約が夜に動くことがある、とあります。指示文は、遅れて動いても困らないように書きます。
  3. 当番のAIは、それまでの会話を知りません。 「いつもの確認をして」では通じません。何を、どこで、どこまでやるかを、指示文に書きます。
  4. 人のいない所で、外に出す操作をさせません。 クラウドのルーティンは、承認を待たずに最後まで動きます。つないだ外部サービスへの書きこみもできます。公式の説明も、つなぐサービスを必要なものに絞るよう勧めています。当社の予約は、「読むだけ」か「案を作って了承を待つ」のどちらかです。
  5. 点検は、決めたことしか見ません。 「問題なし」は、決めた項目に異常がない、という意味です。当社の指示文には、この点検でわかることと、わからないことを書いてあります。

よくある質問

パソコンを閉じていても、動きますか

クラウドで動くルーティンなら、動きます。自分のパソコンで動くスケジュールタスクと /loop は、動きません。手元のファイルを使う仕事か、必ず動いてほしい仕事かで選びます。

予約を作るのに、プログラムの知識は要りますか

会話の中で、「毎朝9時に〇〇して」と頼めば作れます。予約の中身は、文章です。難しいのは、作り方よりも、人がいなくても困らない指示文を書くことです。

フックとルーティンは、どう違いますか

きっかけが違います。フックは、「AIが作業を終えた」などの出来事で動きます。ルーティンは、時刻で動きます。

予約で動かした分は、使用量に数えられますか

数えられます。公式の説明では、ルーティンは、ふだんの会話と同じように、契約の使用量を使うとあります。短い間隔の予約を増やすと、そのぶん早く減ります。

まとめ

Claude Codeのルーティンやスケジュールタスクは、決まった時刻にAIが動き出す、当番表のような仕組みです。動く場所は、クラウド・パソコン・会話の中の3つです。当番のAIは、それまでの会話を知りません。そばに人もいません。任せる仕事を「読むだけ」から始めること、指示文に「しないこと」を書くこと。この2つが、安心して任せる土台になります。

当社では、こうした仕組みづくりも含めて、AIを業務に組み込む開発を行っています。詳しくはAIエージェント開発・AI受託開発をご覧ください。

この記事の作り方

この記事の下書きと図は、AI(Claude Code)が作りました。割合と時刻は、当社の会話の記録と、予約の実行の記録を調べたものです。人は、内容の確認と公開の判断をしました。AIで書いた記事についての当社の考え方は、AIが書いた記事はGoogleに評価される?にまとめています。

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