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Claude Codeのサブエージェントとは|AIが助手に仕事を分ける仕組みと実例

Claude Codeのサブエージェントは、AIが仕事の一部を任せる「助手のAI」です。助手は別の机で作業し、報告だけを返します。当社の約2週間の記録をもとに、仕組みと使い道、頼み方のコツ、注意点をまとめます。

公開こうかい

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Claude Code(クロードコード)に長い仕事を任せると、AIは途中で大量の資料を読みます。読んだものが積み重なると、最初の指示や大事な決まりが、埋もれやすくなります。これを防ぐのが「サブエージェント」です。AIが、仕事の一部を別のAIに任せます。当社では、作ったものを別のAIに確かめさせる使い方が、いちばん多くなっています。

この記事では、サブエージェントの仕組みを、当社の約2週間の記録で説明します。あわせて、使ってわかった注意点を紹介します。

先に要点を3つ挙げます。

  • サブエージェントは、AIが仕事を任せる「助手のAI」です。 助手は別の机で作業し、報告だけを返します。
  • 助手は、それまでの会話を知りません。 依頼文に書いたことだけが伝わります。
  • 助手の報告は、要約です。 大事な点は、頼んだ側が確かめ直します。

Claude Codeのサブエージェントとは:別の机で働く助手

たとえるなら、担当者と助手です。担当者が、資料室での調べものを助手に頼みます。助手は資料の山を読み、メモ1枚にまとめて戻ってきます。担当者の机は、資料で埋まりません。

ここでいう「机」は、AIが一度に見わたせる文章の量のことです。机が埋まると、古い話から見えにくくなります。

公式の説明では、サブエージェントは、決まった種類の仕事を受け持つ専門のAIです。それぞれが自分専用の机で作業し、まとめだけを返す、とされています。

これまでの記事で紹介した3つと並べます。

たとえ役割
スキル仕事の手引きやり方をそろえる
メモリ引き継ぎメモ事情を引き継ぐ
フック出口の確認係やり忘れを防ぐ
サブエージェント助手仕事を分ける

それぞれ、スキル、メモリ、フックの記事で紹介しています。

サブエージェントの仕組み:頼む・働く・報告する

人が指示を出す相手は、これまでどおり、会話をしているAIです。この記事では「メインのAI」と呼びます。助手を使うかどうかは、メインのAIが決めます。

サブエージェントの流れ。1 人が、メインのAIに指示を送る。2 メインのAIが、任せる仕事を決めて、依頼文を書く。3 助手のAIが、別の机で読む・調べる・作るの作業をする。4 助手が、報告だけを返す。5 メインのAIが、報告を確かめて、続きを進める。

助手には、2つの種類があります。

  • 最初から入っている助手。 何でも受け持つ助手と、調べもの専門の助手などがあります。調べもの専門の助手は、読むだけで、ファイルを書きかえられません。
  • 自分で作る助手。 文章のファイルを1つ書くと、決まった仕事の「係」を作れます。

助手は、裏で動かせます。そのあいだ、メインのAIは別の作業を進められます。何人かを同時に動かすこともできます。

当社で作った「画面を移す係」を、短くした例です。

---
name: porter
description: 画面を
  1つずつ移す係
tools: Read, Edit
model: sonnet
---
設計は変えず、
書き写すことに
専念してください。

5回直しても
通らなければ、
止めて報告します。

報告は10行以内。

上の4項目が、係の名前、出番、使える道具、使うAIの種類です。下の文章が、係への指図です。「してはいけないこと」「止める条件」「報告の形」まで書いておきます。

当社の実例:いちばん多いのは確かめ役

当社の会話の記録を、約2週間ぶん調べました。AIが動いた会話のうち、助手が使われたのは2割弱です。残りの会話は、メインのAIだけで済んでいます。

助手に任せた仕事の内訳は、次のとおりです。

当社で助手に任せた仕事の内訳。約2週間の記録から。確かめ役が約5割:作ったAIとは別のAIが、変更を読んで、まずい点を探す。作る役が約3割:画面を1つずつ移す、部品を作るなど。調べもの役が約2割:資料やサイトを手分けして読む。助手が使われたのは、AIが動いた会話の2割弱。

  • 確かめ役が、約5割です。 メインのAIが何かを作ったあと、別のAIに読ませて、まずい点を探させます。助手は、それまでの会話を知りません。作った側の思い込みを持たずに読めます。指摘を受けて直し、もう一度確かめさせます。多いときは、これを3回くり返しました。
  • 作る役が、約3割です。 自社アプリの画面を、新しい作りへ移す仕事がありました。上の「画面を移す係」を作り、画面ごとに1人ずつ任せています。
  • 調べもの役が、約2割です。 複数の資料やサイトを、手分けして同時に読ませます。

助手の作業の記録も調べました。助手が作業中に扱った文字のうち、報告として戻ったのは、中央値で1〜2%です。助手のおよそ8割で、3%以下でした。

助手が扱った量と、戻ってくる報告の量。100マスのうち1〜2マスだけが報告。助手が読んだ資料や、試した結果は、助手の机に残る。メインのAIの机に乗るのは、報告だけ。中央値で1〜2%。

メインのAIの机には、報告だけが乗ります。長い仕事でも、最初の指示が埋もれにくくなります。

頼み方にも特徴がありました。メインのAIが助手に書いた依頼文は、中央値で約2,700字です。ひと言では頼んでいません。骨組みは、次のような形です。

変更を読んで、
まずい点を探して
ください。

背景:
〇〇を直しました。
見る場所:
△△のフォルダー
しないこと:
ファイルの書きかえ
報告:
重い順に10行以内

AIに任せた仕事の全体は、AIエージェントの活用事例にまとめています。

使ってわかった注意

  1. 助手は、それまでの会話を知りません。 公式の説明でも、助手には会話の履歴も、すでに読んだファイルも見えない、とあります。メインのAIがためた引き継ぎメモ(メモリ)も、読まれません。伝えたいことは、依頼文に書きます。
  2. 報告は要約です。うのみにしません。 報告が1〜2%ということは、残りは見えていないということです。助手が「問題なし」と書いても、大事な点は、メインのAIが自分で確かめ直します。
  3. 使った分は、同じ使用量に数えられます。 公式の説明にも、助手の作業は、メインの会話と同じ使用量の上限に数える、とあります。何人も同時に動かすと、そのぶん早く減ります。
  4. 同じファイルを、同時に書きかえさせません。 助手ごとに、担当の範囲を分けます。当社の係には、「共通の部品は変えない。足りないものは報告に書く」と書いてあります。
  5. 向かない仕事があります。 何度もやり取りしながら決める仕事や、ちょっとした直しです。助手は、事情を一から集めるので、かえって遅くなります。この記事の集計も、メインのAIだけで行いました。

よくある質問

サブエージェントは、人が指示しないと使われませんか

メインのAIが、自分で判断して使います。人が「別のAIに確かめさせて」と頼むこともできます。

助手を作るのに、プログラムの知識は要りますか

係の中身は、文章で書きます。当社で使った助手の8割強は、最初から入っている「何でも受け持つ助手」でした。自分で作った係は、「画面を移す係」の1つだけです。同じ形の仕事をくり返すときに、係を作ると安定します。

スキルとサブエージェントは、どう違いますか

スキルは手引きで、サブエージェントは人手です。手引きは、メインのAIの机の上で読まれます。助手は、別の机で作業します。助手に手引きを持たせることもできます。

まとめ

Claude Codeのサブエージェントは、AIが仕事の一部を任せる助手のAIです。助手は別の机で作業し、報告だけを返します。当社では、作ったものを別のAIに確かめさせる使い方が、約半分を占めています。助手は会話を知らず、報告は要約です。頼み方と、報告の確かめ直しが、出来を左右します。

当社では、こうした仕組みづくりも含めて、AIを業務に組み込む開発を行っています。詳しくはAIエージェント開発・AI受託開発をご覧ください。

この記事の作り方

この記事の下書きと図は、AI(Claude Code)が作りました。割合は、当社の会話の記録を集計したものです。人は、内容の確認と公開の判断をしました。AIで書いた記事についての当社の考え方は、AIが書いた記事はGoogleに評価される?にまとめています。

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